2010年6月13日日曜日

幼少期

私の幼少期の思い出で、忘れられない女の子がいた。

名前は確か・・・・


忘れた。


とりあえずA子にしよう。


でも顔は覚えてる。今でもはっきりと。

どっちかの頬におおきなホクロがあったのよ。


A子は近所にあるわりと大きな家に住んでいた。

当時小学2年生くらいだったかな。

子供の割にはオバサンっぽい子で、ちょっと変わっていた。

とりたてて仲良しだったわけでもないんだけど、

結構近所ってのもあり、よく一緒に遊んでた。


ある日、A子と二人で遊んでいると

近所でも有名な悪ガキが小枝を振り回しながらやってきて

それで私たちをつつく振りをはじめた。

「ほーれ、ほーーれ。あたったらいたいぞーー」

みたいな、うっとーしい行為。

だんだんムカついてきて私が「このやろお!」と手を振り上げたと同時くらいに

A子がキレた。


そして、キレたA子は突然異様な声を発しはじめた・・・・


A子 「あ”ぁ”~~~あ”あ”ぁ”~~~ぁあ”ぁぁ”~~~」

私   「?????????」


悪ガキ 「?????????」


A子 「あ”ぁ”あ”あ”ぁ”~~あ”あ”ぁ”~ぁあ”ぁぁ”~」


私   「・・・・・???・・・・・????・・・・??」



悪ガキ 「?????????」




そして、恐る恐る聞いてみた。




私   「・・・・・なに・・・・・してんの?」





するとA子は、戦いに高揚する戦士のような表情でこう言い放った









A子 「志 村 け ん の マ ネ」







私・悪ガキ 「・・・・・・・・・・・・・・・・・。」




A子 「あ”ぁ”~~~あ”あ”ぁ”~~あ”んだばかやろぉ~~~おこっちゃやぁ~~よっ」




・・・自分がしたわけじゃないけど

幼いながらも言葉では表現できない激しい恥ずかしさが
全身にガラスの破片が突き刺さったような傷みというか熱さというか

そんな焼け付くような感情が私を焦がし、後のことは覚えてない。



数十年が経過した今でもたまに思い出すが、

思い出すたびにその時の傷みに襲われる・・・


しかしながら、未だにA子のした「それ」が何の意味をもつ行為だったのかを

解決できずにいます。

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